シスレーとサスティナビリティ

シスレーは、高品質の製品を提供することを最優先にしつつ、長期的な計画に基づき将来的な発展および環境に配慮した実践を組み入れてまいりました。

シスレーとサスティナビリティ

実践的アプローチを一貫して取り入れ、製品の品質を高めるとともに、シスレーと関わりのある全ての人たちとの良好な関係を維持していくよう努めています。

ビューティは社会的責任のうえに成り立つというコンセプトに基づき、環境負荷を減らし高品質の製品を開発し続けています。なぜなら、自然、地球そしてすべての人々が共存していくべきであるからです。


シスレーは、15年以上にわたり体系的に、製品企画から流通、原料の調達や生産プロセスに至るまでの影響を分析評価しています。社内に適正な部署をつくり、パッションと強い意志に基づいた取り組みを進め、シスレーのミッションに計り知れない成果をもたらしています。必要に応じ、外部の専門家へ依頼し、活動の有効性を評価してもらい、より良い成果を求めて新たな指標を作成してもらうこともあります。シスレーの目的は、常に向上していくことです。

シスレーが環境へ与える影響

シスレー製品は、90%がフランスで、残り10%が欧州の他地域で製造されています。

それぞれの拠点で責任をもって製品づくりをおこない、環境への配慮も重要な責務として取り組んでいます。

当社の活動

サステナブルな建物

シスレーは、すべての拠点に大きな投資を行っていますが、特にパリおよびサン=トゥアン l'Aumôneの拠点には、HQE®認証(環境認証)を満たすために注力しています。

HQE®認証の取得

HQE®認証は、4つの基準、つまり、職場環境、責任あるマネジメント、経済パフォーマンスそして環境への配慮(環境に配慮した資源・エネルギー利用・汚染排出制限が含まれる)による厳格なアプローチに基づく認証です。ヴァル=ドワーズ県のサン=トゥアンl'Aumôneの研究・運営・物流拠点は、ブロワの生産拠点同様に、国際規格であるISO14001(環境に関する規格)、ISO45001(労働安全衛生に関する規格)およびISO22716(化粧品製造に関する規格)も取得しています。

エネルギーと気候

シスレーは、当社の経済活動による環境負荷を低減させ、地球温暖化対策として二酸化炭素排出量の少ない企業であることを目指しています。

その他の情報

2011年以降、投資活動及び生産プロセスを改良し、ブロワの拠点における1製品の生産に必要なエネルギー量を半分に減らすことに成功しました。

さらに、次のような複数の対策により、温室効果ガスを削減しています。

その他の情報

○ オフィス用: サン=トゥアン l'Aumôneの社屋の屋上に、パリで最大規模の太陽光発電設備を設置。年間44トンのCO2削減に貢献するとともに、オフィスでの消費電力を100%まかなっています。

その他の情報

○ 移動手段: ハイブリッド車もしくは電気自動車を優先し、駐車場に充電設備の設置しました。ビデオ会議システムの導入も行っています。

○ 敷地内:ブロワ工場およびサン=トゥアン l'Aumôneの拠点に4,000本の植林をしました。

水の処理と土壌の保全

その他の情報

2011年に対し、フランス内の拠点における水の消費は、工場のクローズド・ループ型利用および雨水利用により、22%削減しました。この間、フランス内の従業員数

その他の情報

は33%増加しています。

その他の情報

ブロワ工場の排水の100%が当社の下水施設での処理を経ており、クリーンです。

資源の再利用

2019年、ゴミの80%が再利用(2011年に対し25%増加)

その他の情報

関係業者と常に連携し、ゴミのリサイクルの新たなしくみを考案し実施。特に、プラスチック類(ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレン等)はすでに着手ずみです。

その他の情報

生産や包装において、作業の初期の段階からゴミを削減しています。具体的には、工程の中間で使用する包装(梱包材、ダンボールなど)はすべて再利用 していま

その他の情報

す。並行して、配送において、箱詰めの箱の大きさや梱包材を最適化に努めています。 

独自パレット形式による輸送の合理化

.輸送ネットワーク

独自のパレット形式の使用により、海上輸送のコンテナ数を削減するとともに、コンテナあたりのCO2排出量を25%削減しました。

独自パレット形式による輸送の合理化

2014年に、出荷の空輸から海上輸送へのシフトを開始しました。


2019年の海上輸送は70%となり、CO2排出量を平均で90%削減しました。

パッケージング

シスレーは、製品のリサイクル可能なパッケージングを努めるとともに、エコデザイン基準に基づいたパッケージングを推進します。イノベーションを導入し、高品質の包装とリサイクル率の向上とを両立させることのできる、環境への影響を少なくするための対策を探し続けています。

シスレーは、エコデザイン基準を満たすパッケージングを行っています。

化粧品業界のすすめる「“Sustainable Packaging Initiative for CosmEtics”(SPICE)」に参画し、当社の製品の環境負荷を減らす試みを続けています。https://open-spice.com/about-spice/what-is-spice/

projet SPICE
シスレーは、商取引において、社会的責任をよりいっそう果たしていきたいと考えています。

購買方針

-シスレーは、社会的責任に従い購買活動を行います。この目標を達成するため、経済パートナーと本物の長期的関係を築くようにし、公正な経済バランスを模索していきます。 -当社のゴールは、すべての人が成功することができ、同時に環境を守っていくことです。

シスレーは、商取引において、社会的責任をよりいっそう果たしていきたいと考えています。

取引先企業は当社のこのプロジェクトの中核に位置し、ともに継続的に協力関係を改善していきます。


-社会の一員としての責務を重くうけとめ、地域経済の発展、CO2排出量削減(物流、エコデザインなど)による環境保護、そして生物多様性に配慮していきます。


-シスレーは、当社の求めるCSR基準を満たす安定した企業とともに共存共栄を図ります。毎年、取引先企業を社会的責任、環境責任、倫理的責任という基準で評価します。(Ecovadisの評価や内外の監査による)

職場環境

いずれの施設も、従業員が明るくコミュニケーションの取りやすい環境で仕事ができるよう、また視覚的に快適なように整えられています。

デスクやロッカールームなどを含めた職場環境は、従業員とともに、エルゴノミクス、防音機能を考慮してつくられています。


従業員の日常生活の質を高める次のサービスを提供しています。サン=トゥアン l’Aumôneでは、談話スペースやスポーツレッスン、フランス国内のサン拠点ではコンシエルジュサービス、フルーツや乾燥フルーツの週一回の提供、Trois Cinq Friedlandの文化芸術イベント

大きな目的実現のために、身近なことの取り組み

環境を守るため、シスレーでは日々の省エネに努めています。

例:オフィスの照明ニーズの最適化(エネルギー消費量の少ない照明、動作を感知するセンサーなど)、コピー機を共有し紙の削減やリサイクル。


さらに、サン=トゥアンでは、養蜂家の助けを借りて蜂の巣箱を設置、また緑地では「エコグレーズ」として羊を飼っています。


シスレーの従業員は、マグやガラスボトル、共有のウォーターサーバーを使用することでプラスチックごみの削減に努めています。またカフェテリアでも、プラスチックのカトラリーは廃止されています。