“創造とは、私たちを最も神に近づけるもの”
— イザベル・ドルナノ
The art of sharing
芸術をこよなく愛するイザベル・ドルナノとウベール・ドルナノは、シスレー創設以来、作品づくりにさまざまなジャンルのアーティストを取り上げてきました。それにより生み出されたコラボレーションの中には、長年にわたって継続されているものもあり、ブランドの歴史に大きな足跡を残しています。
ブロニスラフ・クシュシュトフ
ポーランドの彫刻家であり、家族の友人でもあるブロニスラフ・クシュシュトフは、シスレーの最も象徴的なフレグランスのボトルを複数デザインしています。
1998年、彼はウベール&イザベル・ドルナノ夫妻の依頼を受け、10点ほどの彫刻作品を制作しました。そのうちの1点は「オードゥ ソワール」のボトルデザインに採用され、数年後には「ソワール ドゥ リュンヌ」の発売に合わせて別のデザインが採用されました。
エルズビエタ・ラジヴィウ
アーティストのエルズビエタ・ラジヴィウは、2018年以来、シスレーを代表する製品である美容乳液「エコロジカル コムパウンド」および、進化した「エコロジカル コムパウンド アドバンスト」の、毎年発売されるリミテッド エディションのデザインを手掛けています。彼女の作品はカラフルで夢のようなスタイルが特徴で、色彩豊かな花や植物、動物がふんだんに彩られています。
また彼女の作品のエッセンスは、フランス国内外のメゾン・シスレーのインテリアやオブジェにも取り入れられています。
シドニー・アルベルティーニ
シスレー マネージングディレクター、クリスティーヌ・ドルナノの幼なじみでもあるシドニー・アルベルティーニは、絵の具、彫刻、陶芸、テキスタイルを駆使するアーティストです。
シドニーは2020年限定エディションの「オードゥ ソワール」のデザインを手がけました。不思議な魅力を感じる美しい青と淡いピンクのグラデーション、幻想的な空へと誘う詩的で優美なオーラをまとったデザインです。
2022年のさらなるコラボレーションでは、「オードゥ ソワール」を大胆で力強い、女性をモチーフにした抽象的な肖像画をボトルデザインにあしらいました。この「オードゥ ソワール」のコラボレーションボトルはTrois Cinq Friedlandにて展示されることとなりました。それは、フランスで初めて、フランス系アメリカ人アーティストである彼女の作品のお披露目の場となったのです。
Trois Cinq Friedland
Trois Cinq Friedland (以下、トロワ・サンク・フリードランド)は2017年以来、アート展覧会や映画プレミア上映、文学イベント、トーク&ディベートなど、毎年、魅力的かつ刺激的なさまざまな文化プログラムが開催されています。
凱旋門とシャンゼリゼ通りから目と鼻の先にあるパリ本社のトロワ・サンク・フリードランドでは、2023年にシスレー・ボザール・ド・パリ賞の若手クリエーター賞を受賞した画家バルバナ・ボジャジの展覧会が開催されました。
シスレー・ボザール・ド・パリ若手クリエーター賞
“アートはいつでも支援されなければならない”
— クリスティーヌ・ドルナノ
シスレー マネージングディレクター
2020年、シスレーはアートスクールであるボザール・ド・パリと協力し、若手クリエイターの支援のためにシスレー・ボザール・ド・パリ賞を創設しました。審査委員会は、クリスティーヌ・ドルナノを審査委員長とし、アート、デザイン、文化の各界で影響力のある人々で構成されています。この賞は、コンテンポラリーアートシーンを活性化し、権威ある美術学校の卒業生の知名度を高めることを目的としています。
受賞者の発表後には、トロワ・サンク・フリードランドのアートシーズンのイベントとして、シスレー本社で受賞者の作品展が開催されます。
2023年の「オードゥ ソワール リミテッド エディション」のデザインでシスレーとコラボレーションをしたイマネ・シャビ=ガラは、この賞の受賞者です。こういった活動を通じてシスレーは、アワードの枠を超えて、若手アーティストの活動を支援し続けています。
Maison Sisley
フランスをはじめとした世界各国にあるメゾン・シスレーのインテリアは、ブランドの共同創設者であるイザベル・ドルナノの芸術に対する深い造詣が表れています。イザベルの多彩なセンスで選ばれたアンティークの品々や旅の記念品など、さまざまなアートピースを展示したラグジュアリーな空間に仕上げられています。