シスレーは、製品の大部分をフランスで製造しています。 シスレーは、製品の大部分をフランスで製造しています。

シスレーと環境保護への取り組み 

シスレーは20年以上にわたり、原料の調達から製品設計まで、製造の全プロセスにおける環境負荷を軽減する取り組みを進めています。そして、2025年から2030年を目途に、短期および長期の目標を掲げた行動計画を作成し、3つの方針を設定しています。

シスレーは、組織的に常にプロセスを改善し続けながら、高品質の美容製品を環境への負荷を最小限にしながら製造するフランスのファミリー企業です。

削減

企業の発展には、エネルギー、水、廃棄物管理、さらには輸送の分野で、環境へ配慮しようとする会社全体の日々の積み重ねが不可欠です。

シスレーの拠点は、断熱や省エネにおいて最新のテクノロジーを駆使しています。

エネルギー消費

最高レベルの認証基準(ISO 45001, ISO 14001 そして HQE)を取得し、シスレーの拠点は、断熱及び省エネにおいて最新のテクノロジーを駆使しています。長期的投資としては、消費エネルギーの低い機械を優先導入、そしてLEDライトの照明や在室検知器を使用し、省エネを行っています。

シスレーは、廃棄物の処理・リサイクルにも、持続可能で責任ある方法を探求します。

廃棄物管理

最良の廃棄物とは、存在しない廃棄物です。シスレーは、根源から廃棄物を削減する(緩衝材の再利用: 気泡緩衝材、段ボールなど)とともに、廃棄物の有効利用に努めます。(広告媒体の再利用など)そして、常に提携業者とともに、廃棄物を再利用する新たな方法を検討し、実施に努めています。(プラスチック、ガラス、ラベルなどの再利用)

同時に、シスレーは、鉄道など新たな持続可能な輸送手段を利用、さらにCOZEV計画の掲げるゼロエミッションを進めます。

流通及び輸送手段

シスレー製品のほとんどはフランスで製造されています。世界中100カ国以上に製品を流通する国際的なブランドである以上、輸送が環境へ及ぼす影響をいかに減らすかは非常に重要な課題です。10年にわたり空輸の減少に努めた結果、現在では製品の15%以内が空輸で輸送され、代わりに船便の利用を増加しました。同時に、シスレーは、鉄道など新たな持続可能な輸送手段を利用、さらにCOZEV計画(荷主企業が船社にゼロエミッションを求める動き - 海上輸送の脱炭素化を目指す取り組み)の掲げるゼロエミッションを進めてます。

革新

製品づくりと生産環境、すなわち、イノベーションと環境は密接な関係である、とシスレーは考えています。製品のライフサイクル分析、パッケージや店頭で使用する広告媒体をエコフレンドリーに改良、さらには二酸化炭素排出削減のため持続可能なエネルギーへの投資もおこなっています。

すべての製品は、重さの削減(リデュースReduce)、詰め替え可能(リユースReuse)、リサイクル可能(リサイクルRecycle)、リサイクル素材の使用(Reincorporate)の「4R」で開発されます。

製品づくり

すべての製品は、〈4R〉を指針とし、開発されています。〈4R:Reduce(リデュース)適正な重量であること。Reuse(リユース)詰め替え可能であること。Recycle(リサイクル)リサイクル可能であること。Reincorporate(リインコーポレート)リサイクル素材の使用。〉新パッケージを導入する際は、化粧品セクターの企業と共同開発したSPICEツール(Sustainable Packaging Initiative for Cosmetics )を用いて、開発途中に定期的な環境負荷の分析をおこなっています。

ヴァル・ドワーズの生産拠点屋上に設置された18,000平方メートルの太陽光発電パネルは、パリ地方で最大級のものです。

シスレーの生産環境

シスレーは、可能な限り再生エネルギーの利用に努めています。ヴァル・ドワーズの生産拠点の屋上に設置された18,000平方メートルの太陽光発電パネルは、パリで最大級のものです。これは、オフィスの消費エネルギーの100%をカバーしています。2021年より、各製造拠点はバイオガスで運営され、これにより年間850トンの温室効果ガス削減につながっています。輸送拠点もまた、地熱エネルギーを活用しています。

 シスレーは、リサイクル素材やバイオベース素材を可能な限り利用するよう努めています。  シスレーは、リサイクル素材やバイオベース素材を可能な限り利用するよう努めています。

シスレーが目指すゴール

シスレーは、植物の恵みと先端技術を融合し、安全かつ効果的な化粧品を生み出しています。また同時に、厳しい基準とともに革新的なプロセスを設け、環境に与える影響を最小限にすることにも努めています。

保全

シスレーは、生産環境という限られた空間においても、植物エキスの有用成分の選定で、フランスおよび世界中の提携業者と自然資源保護に努めています。原材料の厳しい選定を常におこない、環境保護を目的とした責任ある購買方針に基づいて生産・販売活動全体を進めています。

シスレーは、原材料の厳しい選定を常に行うとともに、バリューチェーン全体で環境に責任のある購買方針を優先します。

原材料

シスレー研究所は、40年以上にわたる植物研究の専門家として、生物多様性や現地のコミュニティを尊重したうえで、有用成分を抽出する植物を注意深く選定しています。シスレー研究所と同じく環境への高い意識を持ったパートナーと、持続可能な調達方針を共有しています。例えば、パーム系原料のRSPO認証取得や流通ルートの最適化、他のセクターの副産物の活用をおこなっています。中でも、“コンフォール ベルベット”コレクションの主な有用成分であるサフラン花エキスは、それまで廃棄されていた花びらの部分から採取されています。

 シスレーは、拠点に汚水処理施設を設置し、製造過程で水質汚染の防止に努めています。

水処理

水は生産活動に重要な役割を果たしており、節水の実施と生産プロセスの最適化が環境保護には肝要です。シスレーの生産ラインでは、クローズドループ回路による生産管理や、回転ノズルとジェット噴流で容器を洗浄するシステムなど、節水に配慮した機械が設置されています。廃水の100%が拠点に設置された処理ステーションで完全に浄化され、下流の水質汚染を抑えます。

シスレーは、フランス及び世界で行われる環境保護や生物多様性の取り組みを支援しています。

生物多様性の保護

フランス国内の拠点で、シスレーは、種の保全の取り組みをおこなっています。例えば、ミツバチの巣箱の設置、動物によるエコ除草、固有植物の植栽や4,000もの高低さまざまな木々の植林などです。さらにシスレーは、フランスおよび世界でおこなわれる環境保護や生物多様性の取り組みを支援しています。フランス領ギアナの都市カイエンヌには、シスレー財団が沿岸保護局およびCIRAD(フランス国際開発農業研究センター)との協力で設立された「シスレー・ローレル・ガーデン 」があります。この施設では、ガイアナの重要資源であるコーヒーやカカオ、木質のバガス ガイアネンシス(和名不明)やローズウッドなどの植物の研究や保護を専門に活動しています。

シスレーの世界中の4900名の従業員は、拠点でのエコ戦略に重要な役割を果たしています。

従業員の環境への取り組み

世界の約4,900名のシスレー従業員は、エコ戦略に重要な役割を果たしています。オフィス照明には在室検知器を設置し、夜間の不要な街灯の点灯を減らしています。オフィスでは、コピーミスをした紙をそのまま捨てずにストックし、再利用に努めています。ゴミの分別や駐車場のEV車充電コーナー設置、たまった雨水を緑化エリアの散水に使用するなど、日々、社内ではさまざまな活動がおこなわれています。各国のシスレーチームはブランドが誇る協調の精神をもって、環境保護への取り組みに参加しています。その一環として毎年、スポーツイベント「シスレー・ツリー・チャレンジ」を開催。これは、フィットネスアプリを使って、ウォーキングやランニングの距離を競い、植樹に貢献するアクティビティです。世界中のシスレーの従業員が一丸となって環境保全・生物多様性の保護、海洋保護さらには地元コミュニティの発展をも支援しています。

シスレーは、自社の取り組みの他に、様々なプログラムを通じて、環境や地域のエコシステムの保護を目的にした活動や団体に協力しています。

Sisley For Nature

シスレーは自社での取り組みの他に、さまざまなプログラムを通じて、環境や地域の自然保護を目的とした活動や団体にも協力しています。「シスレー・フォー・ネイチャー」プログラムでは、生物多様性保護およびカーボンオフセット プロジェクトやプラスチック汚染対策を支援し、資金を提供しています。